オールマイティな最新系カホン!
無事に受取り、色々叩いてみました。
以前にAbueno Andalusi Blackのレビューをした際は、D社の8弦タイプと比較してみましたが、今回はAbuenoとの比較でつらつら綴りたいと思います。
※個人の感想であり、あくまで一意見としてご覧ください。
【設計】
Abuenoも打面の角に丸みがあるので手が痛くなりにくいのですが、こちらは座面の角にも傾斜があるのが特徴です。
座面の高さやワイドはそれほど変わらないものの、身長160前半の私にとってAbuenoはちょっとだけ高さを感じてしまうのですが、Nativoは傾斜のおかげでよりフィット感があります。
【チューニング】
AbuenoもNativoもレンチを使わずにチューニングできるのが良いです。ちなみにAbuenoは打面が薄めなこともあり、ちょっとダイヤルを回すだけでも音が結構変わります。
Nativo Proは6弦でダイヤルが3つありますが、真ん中のダイヤル(V字に張ってある弦の調整)がカギだと思ってます。
【低音】
以前にレビューした際に、D社は「構造で鳴る」低音でAbuenoは「自然に鳴る」低音と表現しましたが、Nativoも後者のタイプです。
私は手も小さくハードヒッターではありませんが、「ドラムサウンド」とある通り、普通に叩いてもヘビメタのバスドラっぽい音が出ます笑
Abuenoは派手さはないものの、ボディブローのように効いてくる低音です。フラメンコカホンですが、重厚なピアノにもよく溶け込みます。
【高音】
Nativoはメタルスネアのような音ですが、音色は雑味なくスッキリ&タイトです。打面はAbuenoよりも厚めなのにもかかわらず、指技にもしっかり反応するのは意外でした。
Abuenoは前回のレビューそのままで恐縮ですが、ウッドスネアのような温かみのある音ですが、フェノール樹脂で打面が引き締まっているのか、叩く場所(打面上部の真ん中辺り)によっては深胴のような厚みもあります。
図らずも両ブランドのオーナー(?)になり、色々綴ってしまいましたが、結論はどちらも良いカホンです笑 あえて言ってしまえば、使い勝手が良いのはNativoですが、Abuenoにしか出せない音がある、という感じでしょうか。
今回の梱包も丁寧にされていて、販売者の方の思い入れを強く感じました。ありがとうございます!